より理解の深まる前がき
精神疾患をきっかけに休職中、離職中の人が、誰かと疾患についての理解を深めるためにSNSの世界へ足を踏み入れる事はよくあることだと思います。
そこでは似たような境遇、生い立ち、考え方のポストが数多く配信されています。
筆写は『精神疾患について自身の考えを発信したい!』との思惑でX(Twitter)「以下、X」にアカウント登録をしました。
気になるユーザーをフォローしたり「いいね」をして何か反応があったときには、『理解してくれている人がいる』と感じ、1日中スマホでXを眺める日々でした。
しかし次第に『自身の承認欲求を満たしているだけでは?』と疑問を抱き、大幅なフォロワー削除を行いました。
この記事では筆写が疑問を抱いたXの”闘垢・病み垢”と呼ばれる世界の実態と、それを踏まえて上手な付き合い方について解説しています。
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1.闘垢・病み垢とは?
Xユーザーで精神疾患を訴えているアカウントカテゴリーの1種です。
以下のような文言がプロフィールや固定ポストによく掲載してあります。
#闘垢・病み垢さんと繋がりたい
#闘垢・病み垢さんはフォロバ確定
#闘垢・病み垢さん歓迎
その中で共感した闘垢ユーザーに「いいね」をしたり、病み垢ユーザーにコメントを残したりと、ユーザー同士でやり取りを行っています。
また*スペース機能もよく利用されており、コミュニティの場としても一役かっています。
*リアルタイムで複数ユーザーと会話する機能
2.闘垢と病み垢の違い
両者の違いは明確に決まってないです。
ただ筆者が感じるイメージでは以下のようになります。
闘垢:社会復帰に向けたユーザー
病み垢:症状、気分を訴えるユーザー
➡ポスト内容で自己判断する
ユーザー自身が闘垢を謳っていてもポストは日常のことであったり、病み垢を謳っていても社会復帰に向けたポストをしていたりと様々です。
どうあるべきか?は問題ではなく、ユーザーのポスト内容確認して闘垢・病み垢を判断するのがベターです。
3.闘垢・病み垢に疑問を抱き始める
- 誰もが必ず承認欲求を抱いている
- レスポンスで承認欲求が増幅する
- 承認欲求の塊ユーザーが一定数が存在する
- 当初の目的とは異なった使い方になってしまった
- 四六時中Xが気になって仕方ない
人は誰しも必ず承認欲求を胸に秘めています。
Xのように気軽に匿名で、そして全世界へ配信できる環境下であれば「もっと私を見て!」と思うのは必然的なのかもしれません。
殊に「いいね」の数やコメント、リポスト数はユーザーにとっては承認欲求を満たす具体的で比較しやすい指標です。
しかし当初の思いとは裏腹に、承認欲求は徐々にエスカレートしていくものです。
より多くのレスポンスを得るために、ごくありふれた日常的なことから、写真などで目を引くようなポストで自身の承認欲求を満たそうとします。
「フォロワーをキープしたい!」
「新規フォロワー獲得したい!」
との思惑があからさまに分かるユーザーも一定数います。
要するに”承認欲求の塊ユーザー”が存在します。
この人たちは自身の思惑でXを利用しているので、それを否定する気は全くありません。
ただし承認欲求の塊ユーザーは、私たち自身がXへ何かしらの思いがあって登録したのを忘れさせるほど、魅力的なポストやレスポンスをしてきます。
当時筆写も恥ずかしながらコメントを返してくれたり、ユーザーの写真(好み)などでXを利用していた時期がありました。
気になるユーザーがいればフォローして励ます言葉をコメントしたり、自分のフォロワー数が増えると幸福感が満たされたりと、正に自分自身が承認欲求の塊になっていることに気付きました。
まえがきの本来の趣旨とはかけ離れた使い方になっていたのです。
そして1日中スマホから目が離せない状態に陥ってしまいました。
とても健全な使い方じゃないのは一目瞭然ですよね。
4.上手く付き合うためにフォロワー削除
『本来の趣旨と違う!』と自身奮い立たせ、後ろめたさを感じながらも多くのフォロワーさんを削除しました。
- 残すフォロワーに基準を設けた
- 罪悪感はあったが当初思惑を軸に決行
- フォロワー削除をしても批判はなかった
残すフォロワーの基準は以下のように設定しました。
- 社会復帰に前向きなポスト
- 目標を定めて邁進し応援したくなるポスト
- ポスト頻度が1日に1,2回程度のユーザー
- 有益な情報をコメント、DMでもらった
- スルーされても納得できるユーザー
フォロワーさんには勝手に縁を断ち切るような罪悪感がありましたが決行しました。
せめてもの罪滅ぼしではないですが、新規アカウントを立ち上げることはせず、批判覚悟で既存アカウントを残しました。
しかし筆写が知る限りでは、フォロワー削除後に批判的なコメントやDMもなく穏やかにXを利用できています。
結局はその程度の付き合いだったのかな?と今では思います。
5.おすすめのフォロワー削除方法
筆写がフォロワーを削除するにあたり、悩んだ末に行った削除方法をご紹介します。
意識した点は以下です。
- 相手に極力不快感を与えない
- 自分が相手を再度フォローできる状態にしておく
- 迷った場合は削除する
- 削除方法が手っ取り早く行える
これらを加味して”フォロワーの削除”を選びました。
以下がフォロワーの削除手順となります。
*ブラウザ版Xのみ可能
*2024/6/26現在
- STEP1
・任意のブラウザを立上げ
・①検索ボックスにx.com入力
・ログイン情報を入力しログイン
*ブラウザでログイン済の場合は
自動的にx.com/homeへ飛ぶ
・②自身のアイコンをタップ - STEP2
・③フォロワー部分をタップ
・フォロワー一覧が表示される - STEP3
・④削除したいフォロワーの…をタップ
・画面下部に点線赤枠が表示される
・⑤このフォロワーを削除をタップ - STEP4
・警告画面が表示される
・⑥削除をタップ - STEP5削除されたか確認
・ページを更新する(リロード)
・再度STEP3の画面に戻る
・フォロワーが削除されたか確認
この他にもブロック解除(ブロ解)やブロックもありますが、挙動は微妙に異なります。
より相手の機嫌を損なわせない順番だとフォロワー削除が1番ソフトです。
フォロワー解除>ブロ解>ブロック
◆フォロワー削除
- 自身のアカウントでは削除されるがフォローされている状態は維持
◆ブロ解
- フォロワー削除機能+相手アカウントの自身へのフォローも外れる(白紙状態に戻せる)
◆ブロック
- ブロ解機能+自身のアカウントへアクセスできなくする
ソフトさとスマホで手っ取り早く終わらせたかったのでフォロワーの削除を利用しました。
あとがき
スマホ1台で全世界へと簡単につながる時代になりました。
各個人の意思や考えを自由に発信できることは非常に有意義な機会だと思います。
主張することに敷居が低くなったことに対して個人的には賛成しています。
しかし気軽さ故に混乱、誹謗中傷、詐欺行為、刑事事件を招いているのも事実です。
筆写の場合は本来の趣旨を完全に見失ってしまい、自身の疾患症状を一時的に悪化させてしまいました。
どんなにセキュリティ強化しても、ユーザーの配慮がない限りはイタチごっこです。
最終的には自身の身を守るために”気付き”の意識づけが必要だと感じました。
この記事がSNSの有意義な使われ方に寄与できたり、同じように本来の目的を見失いつつある人への警鐘や参考となって頂ければ幸いに思います。
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